夢と色でできている 感想
キャラ萌えゲー。もっと言えばかもめゲー。最高値は共通√
総合評価 ☆☆ (2/5)
シナリオ ☆★ (1.5/5)
キャラ ☆☆☆☆ (4/5）
CG ☆☆☆☆ (4/5)
音楽 ☆☆☆☆ (4/5)
エロ ☆☆☆ (3/5)
何度も何度も延期を繰り返しようやく発売した今作。全体的に短くトントンと進む。BGMの質はいい、特に多用されるOPアレンジはそこまでのシーンをそれっぽいシーンに持っていき終わった満足感を持たせるぐらい。全キャラHは5シーンありでアフターも完備しているのでそこも優秀。ただ短さも相まって強引にまとめてる部分があるのがもったいない。
個人的な評価
√は かもめ＞＞ヒーロ＞＞紫織＞＞恋＞＞越えられない壁＞＞雲
共通
ヒーロの転校から仲間が集合するまでが共通。キャラの内面描写と伏線張りが主。キャラが立っているのに加え、選択肢でプレイヤーに推理を促してくるので退屈はしない。声優の演技もありキャラ立ちがあざといぐらいしているので萌えやすい。
キャラ同士のやりとりは普通に楽しい。
個別
ヒーロ
センターヒロインさん。良く言えば純粋無垢、悪く言えば小学生レベル。シナリオは割と普通。彼女の人に頼らない悪癖の解消。伏線を他に投げてる感じでもないので話単体で解決してる。萌ゲーしてはキャラ立ちしてるしまあ良くも悪くも普通。ヒロイン好きなら楽しいって感じ。
かもめ
コスプレイヤー毒舌幼馴染。共通からテキスト的な楽しさはだいたい彼女のおかげ。
家庭が厳しいタイプのヒロインで、そこが個別にも入ってくるのだが、なんと両親は立ち絵どころかボイスなしセリフなしという。かもめのモノローグで～と言われたぐらいで他人事感が強い。キャラとしてはベタだけど小さい頃から一途に主人公思ってる系ヒロイン。ロリ巨乳だし、某窓ソフトのセンターやった中の人なのもあってオタク特攻感。主人公とはいいコンビ扱いされているのもあって掛け合い等見てて楽しい。ただ、シナリオとしては家の事はこれからも頑張る、全体としての謎（カラーリング）等は伏線として終わるなど消化不良感。
紫織
先輩出番は共通がある程度進んだところなので遅め、ミドリとの話が√の主なんだけど前半の家庭の事情パートはスピード解決だったりで、愛着持つ前に終わった印象。色々詰め込んでいるけど描写足りてない感じがする。後強い設定がモブ男に対してと過去編ぐらいでしか生かされていない割に峰打ちするよってセリフが多すぎてクドい。この設定別にいらなくないかな。可愛いのは可愛いしおっぱい大きいので好きな人は好きだと思う。僕は好みでもないので正直退屈だった。
雲
ながとゆry…不思議ちゃんにして今作品の需要ポジなんだけど、√評価はぶっちぎりで最下位。別段解決編というわけでもなく、キャラ萌えに振り切ってるわけでもなく伏線そのままでちょろっとそれっぽいこと言って終わり。キャラ自体は悪くないけど、結局この√何がしたかったの？と首かしげで終わる。共通でも後の方からの登場で個別でもこんな扱いなのでキャラに愛着も湧きにくい。もうちょいやりようあったのでは？
恋
実妹金髪藤咲ウサという約束された勝利の属性持ちの真ヒロイン。エロゲ妹なので当然のように兄に恋心抱いてるし、ボディタッチ多いし非常にあざとい。そこがいい。特に個別入ってすぐのベタベタシーンはかわいいし頭溶ける。淫乱だの淫妹だのからかわれるけど別に間違ってもないあたりがまた。後半からは解決編、なかひろさんお得意の両親を失った子供と義母の話。ココらへんはベタだけど結構グッとくる。問題はこの後、事故の真相から解決に至るわけだけど、仲間への真相打ち明けから、突然の母親の事故。主人公の心理描写の少なさも相まって展開についていきにくい。ラストのシーンの解決策も仲間の力で解決、感動的な方向に持っていってるけど、飛び降りだしなあと。もうちょい丁寧にやって欲しかったよ。
主人公
冗談でやってるのか微妙な変態行動が多い上、自己犠牲型主人公。別に自己犠牲はいいんだけど、それと向き合うのが最後も最後、しかも他人に頼らないと行けない状況に物理的にヒロインに追い詰められてなので、なんだかなあ。好きか嫌いかで言えば嫌い。
総評
良質なキャラ、BGM、原画、設定だが、微妙なシナリオ、明らかに足りてない尺等が足を引っ張る。キャラ萌えとしても一部√は伏線まきで終わったりするので非常にもったいない。さくさく読んでいる様な気分が近い。
