ランス9 ヘルマン革命 感想
総合評価 ☆☆☆☆ (4/5)
シナリオ☆☆☆(3/5)(シナリオ)
キャラ ☆☆☆☆☆(5/5)
CG ☆☆☆☆(4/5)
音楽 ☆☆☆☆ (4/5)
エロ ☆☆(2/5)
システム☆☆☆★(3.5/5)
ランスシリーズのヘルマン編。他と同様鬼畜王時代とはちょくちょく設定が変わっている。今回のバトルシステムはSRPG系。基本的にフィールドが狭めで敵の兵力の多さがキャッチコピーに当てられていた通り。少数で複数を殲滅する様なバランス。
シナリオ
遂に舞台はヘルマンに、革命が軸なのでランスの他にパットンが準主人公的に活躍する。腐りきったヘルマンをランスが無茶苦茶にしていくのは爽快。ただ今回はランスが8続きの為強く、周りも優秀な人間ばかりの為緊張感はほとんどない。
ただ展開自体は王道で熱く、男キャラにもきちんと見せ場がある。準主人公級のパットンに、ヒューバート、リックは特に見せ場が多い。個人的にはリックへのランスからの信頼感が好き。
システム
SRPG系。公式ではタクティカルRPG。キャラクターは20人程度でパッチでゲストキャラが2人増える。難易度は普通で1部で詰む場面が出てくるのでセーブはこまめにとっとかないと辛い。やりこみは他と比べるとやや薄めな感じ。
キャラ(ヒロイン7人)
シーラ(ルシアン)
ヘルマン皇帝、今作のメインヒロイン。傀儡政権のお飾り皇帝にされたり、メイドに奴隷商人に売られたり、ほんとに奴隷にされたりと中々ハードな人生を送っている。最初こそ無気力で暗いが段々と明るさを見せてくれる。リアが語っていた通り正統派のお姫様。ランスシリーズのメインとしては一周まわって珍しい。
デレてくると嬉しそうにランスの無茶振りに答えたり、本当は奴隷をやっていたかった等のマゾっぽい。芯は強く、彼女の√では特にその様子が出ている。可愛い。
かなみ
かなみちゃんがデレたやったね!ランスの恋人になりデレデレ。個別イベントではカオスにやっすい子だと言われるぐらいデレデレ可愛い。最終的にはリーザスからランス専属の忍者になるし。個別では革命が中間目標になるような状態に、色恋沙汰が国家間問題になっちゃう。ED後にアリス達にこれリア√じゃね?って言われる程度には活躍してる。かなみちゃんかわいそうかわいい。
チルディ
ランスに調教されちゃったよ…。ランスモードの段階によっては戦闘時ノーパンになる。何気にランスの運命の女のひとりで無事電卓キューブに。個別は結構王道。レイラさんの願い通り視野が広がって成長している。
BADは犬化。
志津香
ツンツン魔想さん。かなみほとではないとえ結構デレてくれてる今作。前作のなんちゃってモルルンから考えればめっちゃデレてるよ。6以降はずっと追いかけっこ状態だったナギとの関係もようやく決着。子供化はやや乱暴な展開感はあるがこうでもしないと2人が一緒に居るのは無理そうなので解決策はこれで良かったのかなあと、ミラクルの話からも救いはあるしね。
鬼畜王だと2人は排他関係だったので2人が並んでるユニット使えたのが個人的には嬉しかった。
戦姫
この人はぶれないなあって、戦好きではあるが女性らしいさも結構表に出てた。かっこいい女性らしい。japanの唯一のヒロイン枠かつ運命の相手という結構な出世。戦国の頃は癖の強かった性能もかなり使いやすくなってる。妊婦でも戦場に出る辺りは彼女らしい。
ピグ
ネタ枠かつシリアス。出生は結構後ろ黒いんだけど、本人がそんな気配を感じさせない明るい子。だからBADが悲壮感強いんだけど。√はヘルマン革命がどんどん関係なくなっていくネタ感が強い√。後夜の戦いではランス様枯らしてたりする。他ミリぐらいじゃないのかランス様の性欲についていけるの。
ミラクル
女版ランスではといわれるぐらい似た雰囲気の女性(性欲は別)。何気にバランスブレイカーの魔法レベル3だったりする。尊大かつ我が道を征く人間だが、根っこはいい人。悪い人じゃないけど変な人という評価がぴったり。
後すげえ怖いランス様が見れる。いや敬語使って挨拶ちゃんとしてるだけなのに下手なホラーより怖いまじで。
音楽
ゲーム性やキャラからも分かる通りママトト風の今作なので、BGMもママトトのアレンジがある。特にラスボス戦のBGMはアレンジ元の良さを生かしたアレンジになっており、展開も相まって非常に盛り上がる。
エロ
いつもどおりのランス。今回は7人のヒロインに焦点を当ててるのでその分他キャラのエロは少なめに感じた。とはいえ、ヒロイン以外ともいつ通りガハハしてるので。
BADは本当にガチガチのBAD、鬼畜王通り薬漬けにされるシーラをはじめどのヒロインもかなり酷い仕打ちを受ける。ただこのBADは悲壮感が強い分ランスのヒロインに対する愛情が分かるので極端に苦手でなければ一度は見ておきたい。
総評
ゲーム性とシナリオは過去作に比べるとやや劣るものの、十分良作。長かった彼女の凍結も終わり、物語は遂に最終決戦へ。やりこみ要素は薄めとはいえ、拘束時間を考えると丁度いい感じもあるのでこれはこれでいいのかもしれない。