月の彼方で逢いましょう SSR(SweetSummerRainbow) 感想
総合評価 ☆☆☆☆☆ (5/5)
シナリオ ☆☆☆☆☆ (5/5) (キャラ)
キャラ ☆☆☆☆☆ (5/5)
CG ☆☆☆☆☆ (5/5)
音楽 ☆☆☆☆☆ (5/5)
エロ ☆☆☆ (3/5)
月かなの雨音ちゃん固有ファンディスク。前作において、描写が薄かった学生時代の恋人としての触れ合い、そしてED後の家族としての触れ合いの2本のアフターがメイン。
FDとして、ただ雨音といちゃつくだけにせず、周り人間を含め、雨音を中心にした物語だったのが非常に上手くハマっていた。
本編
評価点
雨音ちゃんの可愛さ
スクールアフター
コンセプトというか、作品自体がここ中心なので。
特に、学生自体の恋人としての描写は前作だとやや少なかったが、今作で過剰供給なぐらい入っており、見てるこっちが恥ずかしくなってくるレベル。
クラス替えで一緒のクラスになれるか、席替えも隣がいい、お弁当も作ってあげて、お世話したい、部屋は絶対同じがいい…等、相手の事が好きでたまらない様子があらゆる描写からにじみ出ている。
後新私服がもっそい可愛い、超可愛い。元の私服は可愛いけど、ちょっとイロモノ感は合ったので、正統派な感じなの後出しなのは破壊力倍増してる。
アフターアフター
結婚して、子供も居るので学生自体より落ち着いている。もちろんイチャイチャ描写もあるのだが、それ以上に家族3人としてのやり取りが、微笑ましさや温かみを感じる。すっかり奥様が板について、しっかりしているのと時折見せる素の彼女のギャップがたまらない。二人の時間に、家族としての時間、そして周りとの時間を大事に積み重ねていく様子を丁寧に描いている。
シナリオ
キャラゲーのシナリオとしてはおよそ、文句の付け所がない。
シナリオ的には特に目新しい要素や、巧妙に張られた伏線があるわけでもない。
作品のメインである雨音との恋人の生活を描きながら、そこを引き立てる要素としてメインの話が入ってくる。
スクールアフターであれば、子供から大人への成長の一歩といった大きな過程への一歩を、不安に思いながらもお互いがお互いを支え答えを出す。それに加え、無くても困らない、でもあったら嬉しい要素で物語を締める。(雨音のアフター編での髪型変更の理由)。
求められていた要素に添えるように、少しだけ、物語にハマったものを用意してくれているのが、全体的に良かった点かなと。
サブキャラ
比重としてはそりゃ、圧倒的に雨音ちゃんの出番が多いわけだけど、サブキャラ勢も出番がある。
特に、友人2人はスクール編では、ほとんど一緒。それが邪魔だとか、いらないとかじゃなくて、一緒に居ることで楽しい友人同士の空気感がよく出来ている。
雨音を含めて4人のやり取りや、雨音無しでの男3人の馬鹿なやり取り等、恋人との触れ合い以外でも学生時代の幸せな生活の表現に一役買っている。
CG
マジでこれロープラかと思うほど多いし、質も良い。ものによっては差分90枚とかでびっくり。SD絵も可愛い。
音楽関連
ロープラで4曲ってマジですか?BGMは前作でも良かったので、当然ここでも強い。
何より、ずっと欲しかったでんじゃらすきゅーとはっかーの雨音ちゃんverを出してくれただけで私の中では満足です。
エロ
アブノーマル系のエッチも増えて、結構良かった。とはいえ、抜きにすごく力を入れている作品でもないので総合的には普通ぐらいの印象。
総評
値段以上の質に、欲しかった要素をきっちりと詰め込んでいる、完成度の高い作品。前作で雨音ちゃんが好きな人は間違いなく楽しめる。