かけぬけ青春スパーキング! 感想
総合評価 ☆☆★ (2.5/5)
シナリオ ☆☆ (2/5) (キャラ)
キャラ ☆☆☆ (3/5)
CG ☆☆☆ (3/5)
音楽 ☆☆☆ (3/5)
エロ ☆☆ (2/5)
サガプラの新作、発売前から、ハズレ周期だの花咲の劣化ぽいだの、カルマルカ再来だの、散々言われていたが、その通りだった作品。一言でいうと無難につまらない。
くっそつまらないパロネタメタネタだけは、前作から引き継いでいるけど、ほかは1周りぐらいつまんなくした花咲。
シナリオ(全体)
全体的に言えるのは、色々な要素を用意してるが、どれもなぞる程度の中途半端な扱いで、結局どれも扱えていない。
主人公の家庭環境、行動部とボランティア部、それを無理やり統合した青春部、誰得ファンタジー要素青春カウンター等 。
青春を楽しもうみたいなコンセプトだが、結局、提供されるのはくっそ寒いノリと、各ルートを侵食して何度も出てくるテンプレイベント。
共通の最後でいきなり新部活を立ち上げ、全キャラ一纏めにした弊害で、イベントは青春ぽいテンプレだが、上っ面の関係感が非常に強く茶番感が凄い。
また、青春部での活動を個別にぶん投げた事で、このクッソつまんないやり取りを何度も見させられるのはキツイ。
そもそもこれ部活一つにした意味あるの?
キャラ萌え的な部分は良くも悪くも無難なので、その分部活動シーンがよりつまらなく感じる。
共通
よくわからない部活とボランティア部に振り回されてたら、部活動の廃部と奨学金の取り消しが決まったみたいな話が中心。
ここでの問題は、一部キャラの掘り下げが圧倒的に不足していること、出番多めの響と理々はともかく、先輩や後輩組はほぼ顔見せだけで、√に直行する。そして、テンプレの青春部活動の合間に気がついたら惚れたりしてる。
更に畳み掛けて来るのは、共通の山場である新学園長との対面。みんなで一致団結してなんとかしようの雰囲気からの、主人公の個人的な事情をかけて、ババ抜きで対決という明後日の方向へ。みんなでやったことを主人公が代表とかじゃなくて、主人公の技能で決着つけるのは”青春”をコンセプトするゲームとしてどうなんですかね。
更には、このやり取り自体妹√でほとんど茶番だったことが分かるのでなおさら。
しかも、この辺はやけに主人公流石ーとヒロインが褒め称え続けてくるので、気持ち悪い。
個別(メイン)
前述の通り、青春部の活動を個別に丸投げしているので、全ルートでノルマ的に青春部の部活動を見ることになる。ぶっちゃけ中身は、7割行動、2割ボランティア、1割その他みたいな活動なので、対して新鮮味もない。なんならくっつける意味もない。
ある意味この手のゲームで一番楽しめる友達以上恋人未満な状態が薄くなってるのは、致命的。
これに加えて、各キャラとの恋愛。キャラ自体は悪くないので、それ自体は悪くないが、別に特筆して面白くもないので普通。ぶっちゃけこのゲームじゃなくてもいい。
個別(サブ)
誰得シリアス詰め合わせセット。家庭環境問題と青春カウンター(笑)。
妹の方はライターのいつものって感じのキャラなので、正直またかっていうのが感想。
作画も悪い意味で浮いており、一人だけちょっと残念。
反面桔花の方は、デレ前とデレ後のギャップも良く、キャラ自体は良好なので、後半除けば結構良かったほう。
総評
普通に微妙だよねという作品。青春をテーマにしているが、こんな青春送ってみたかったなーとは毛ほども思えない程薄っぺらく魅力がない。